ブリーダーの数値規制へ【法律改正】

雑談
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法律改正によるブリーダーの数値規制とは?

犬や猫を繁殖させるブリーダー。

適切な繁殖を行っているブリーダーがいる一方で、劣悪な環境で「子犬・子猫生産工場」と化しているブリーダー(通称:悪徳ブリーダー)も少なくありません。

そこで環境省は、そんな悪徳ブリーダーを減らすためにケージの大きさや飼育できる動物の数について数値基準を設ける方針を発表しました。

その案では、飼育できる数は従業員一人当たり犬が15匹、猫が20匹まで。

ケージの大きさは運動スペースが別にある場合、犬猫には縦が体長の2倍、横が体長の1.5倍の長さ、高さは体長の2~3倍必要としています。

違反した場合は、事業者に対し自治体が改善命令や業務停止命令を出すことができ、従わない場合は100万円以下の罰金が科せられることもあります。

また、ペットショップに対しても、ほぼ同様の数値基準が設けられるようです。

なぜ設定されることになったのか

ではなぜ、今回このような基準が設定されることになったのでしょうか。

それは多くの動物愛護団体からの要望や、ペットショップ店員からの内部告発などにより、問題が明るみに出てきたからだと思います。

以前からテレビやニュースなどで目にする機会はありました。

たった1人で何十匹の犬や猫を抱えて、当然ながらお世話は行き届く訳もなく、ケージの中は糞尿だらけ。散歩に出してあげるわけでもなく、子どもを産む時だけ別室に移動。

子育てが終わったらまたケージの中へ。

そして産めなくなったり、病気になったりしたらポイ。

そんな現状がこのまま許されていいわけありませんよね。

そんな声をみんながたくさん訴えてきたので、政府が動き出したという感じです。

ブリーダーから反対の意見も

ブリーダーとして生計を立てている人も多くいるので、飼育できる数に制限がかかると、その分売上がなくなり経営が成り立たなくなります。

従業員を増やすにしても、人件費がかかるのでそれも厳しい。

気持ちは分からなくもないですが、犬猫を商売道具としか思っていないブリーダーが多いからこそのこの現状だと思っているので、犬猫の命を利用せず一般の会社で働くなどして真っ当にお金を稼いでほしいと思います。

もちろん、その犬種、猫種にこだわって種を絶やさないように適切に繁殖をしているブリーダーも数多くいます。

逆を言えば、適切な管理ができているブリーダーはこの数値規制も痛くも痒くもないですよね。

つまり、ここで反対しているブリーダーのほとんどが適切に管理できていない、ということじゃないでしょうか。

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ブリーダーの家に手伝いに行っていた友人の話

もう数年前の話にはなりますが、私の友人Aさんは猫のブリーダーの家に手伝いに行っていたことがあります。

そのブリーダーはネットで子猫を販売するスタイルで、例に漏れず悪徳ブリーダーでした。

中年の女性1人でお世話していましたが、体を痛めたとかでAさんを雇ったとのこと。

テレビで見た程の惨劇ではないものの、30匹程いた猫はケージに入れっぱなしでトイレも汚いまま。

部屋中に糞尿の匂いが充満していました。マスクをしててもしんどい上、窓を開けると猫が逃げるかもしれないからと、少ししか窓を開けられなかったそうです。

Aさんが手伝いに行ける時は綺麗に掃除ができますが、ブリーダー1人だとご飯をあげるので精一杯らしく、またケージはぐちゃぐちゃに。

売り物になる子猫だけは病院に連れて行ったり、体を綺麗にしたりとちゃんとケアしますが、親猫たちに関してはほぼ放置。

しかもそれもほとんどAさんの仕事。

いくらお金がもらえるとはいえ、さすがに可哀想すぎてもう見てられないとAさんは嘆いていました。

結局ブリーダーはほとんどお世話を手伝わず、パソコンにかじりついてお客さんとのやり取りばかりしていたそうです。

こんなブリーダーが身近にいたと思うとゾッとします。

その後Aさんは引越しのためお手伝いを辞めたので、今そのブリーダーや猫たちはどうなっているのかは分かりません…。

まだまだ問題は山積み

この数値規制は、犬猫を取り巻く環境の改善の大きな一歩だと思います。

しかしまだまだ問題は山積み。

  1. 現在飼育している犬猫の行き先
  2. ペットショップでの生体販売

数値規制したからもう大丈夫!なんてことはないです。

1.現在飼育している犬猫の行き先

数値規制がかかると、現在飼育している犬猫を手放す必要があります。

ブリーダーはその犬猫たちの新たな飼い主を探さなくてはなりません。

しかしその数は非常に多く、13万匹以上いると推測されています。

現実的に考えてもかなり厳しい状況です。

行き場を失う犬猫が出ないようどうするのかを行政も考えなくてはいけないと思います。

2.ペットショップでの生体販売

そもそも悪徳ブリーダーというのは、自分の家にお客さんを招いて営業するスタイルではなく、子犬子猫をペットショップに売るスタイルです。

ペットショップでの生体販売が無くならない以上は、この問題は完全に解決するわけではないと思います。

簡単に犬猫が買えるということは、簡単に犬猫が生み出されるということ。

売れ残ればずっと透明なショーケースに閉じ込められている犬猫もいます。

動物の生体販売を禁止している国もある中で、動物愛護に関して日本はかなり遅れをとっています。

ペットショップの在り方も今後考えていかないといけませんね。

まとめ

正直なところ、この数値規制でも適切な飼育頭数よりまだ多いのではないかと思っています。

犬1匹飼うのも大変なのに、15匹もちゃんと飼うとなると…私には無理です。

「飼う」と「生かす」は全然違いますからね。生きてりゃいいってもんじゃありません。

しかし、この規制が大きな一歩になったことは間違いないと思います。

今後もっと動物を取り巻く環境が良くなっていくように、私たちが声をあげていかないといけませんね。

参考元:NHK ペット事業に初の数値基準設定へ “悪質な事業者 排除を”

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